保育の基本方針
保育園は、子どもたちが心安らかに1日を過ごす生活の場所です。基本方針にある保護者の皆さまが安心して預けられるということは、何よりも子ども自身が安心して保育園で過ごせることです。
明るく、安全で健康的な環境のもと、子どもたち自身が「愛されている」存在(アイデンティティ)を感じられる保育園でありたいと思います。それは「子どもの最善の利益」を常に考えながら保育を行うことでもあると考えています。
ひとりの人間にとって、生きていくための基礎的な力を備えていく、そのいちばんの基礎、土台の部分をつくる大切な時期が乳幼児期です。
「三つ子の魂、百まで」のたとえがあります。「幼いときに体得した性質は老年まで変わらない」という意味ですが、乳幼児期の体験の大切さ、
子ども本来の発達を大人が保障していくことの重要さをも、この諺が物語っています。
保育園では、1日1日を大切に、子どもが真に喜ぶことに奉仕することが勤めと自覚し、子どもの本来の持つ力を、主体性を持って十分に
発揮できるよう援助し、子どもたちが日々「すてきな思い出」を心の中に残し、人間的な豊かさに満ちあふれた人に育っていくことを目指します。
子育てを社会全体で支援していくことが必要な時代と言われています。保育園には、園でお預かりしている子どもたちだけでなく、地域で子育てをしているご家庭の支援についても期待されています。 子育ての事情が厳しいなか、保育園で蓄積された子育ての機能を地域に発信していくセンターとしての役割を発揮していくことも大きな責務と考えます。
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